夕方、通詞島の漁港からクルマエビを採るための底引き網漁船十数隻が一斉に出港していきます。
目指す漁場は天草灘、富岡半島の沖約3マイル。2時間弱の道のりです。
夜通し網を入れ操業するため、1回の出漁でドラム缶半分の燃料を使用します。
夜が明けて午前5時を回る頃、クルマエビ漁を終えた船が次々に帰港してきます。
港に戻れば水揚げの準備。生きたまま出荷されるため漁師さんたちは1尾1尾新鮮さを確認。
クルマエビ漁は、7月初旬からお盆までがピーク。一日120キロ前後が水揚げされています。
天草灘で獲れる天然クルマエビは型も大きく色合いもすぐれ全国トップクラスとのこと。
地元仲買業者に買い取られた後は、デパートやお中元などとして全国に発送されて行きます。
この大きさと色の濃さが特徴。