①【1996年 環境省選定】

残したい日本の音風景100選

「五和の海のイルカ」

熊本県の三角町から天草五橋で天草へ渡ると,自然環境と文化雰囲気も一変する。砦ロマンを秘めた海と風土が殉教の歴史を語っているようだ。
 天草下島の五和町通詞島の沖合の海域には,全国的にも珍しい野生のバンドウイルカが約300頭ほど生息している。
 五和町の二江港から漁船にのって5~15分ほど行くとこれらの野生のイルカに出会うことができる。
 しぶきを上げて跳びはね,漁船の動きに合わせて真横についてくる愛嬌いっぱいの野生のイルカたちの生態と彼らの声を聞いていると,自然と人との共存の大切さのメッセージをイルカたちから受けとっているようで,何とも感動的な体験となる。

 

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  環境省 残したい日本の音風景100選

 

 

②【2009年 朝日新聞創刊130周年・森林文化協会創立30周年記念】

にほんの里100選

「五和町二江~素潜り漁とイルカの里」

天草下島北端の漁村。沖合に根付きのイルカが生息、1年中観察することができる。20~40代の若手を含め男性の素潜り漁師が60人ほどおり、海藻やアワビなどを採集。橋で陸地とつながっている通詞島には、漁村らしい狭い路地と古い建物が残っている。地元には、イルカや手作りイベントなどで地域起こしをしようとの機運がある。

 

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   にほんの里100選オフィシャルサイト

   

   テレビ朝日「にほんの里100選」オフィシャルサイト

 

        キャノン イメージゲートウェイ  「にほんの里100選」 美しき日本を撮りに行こう

 

   朝日新聞熊本版「火の国を行く」にほんの里100選五和町二江

 

 

③【2009年 国土交通省選定】

島の宝100景

「イルカが泳ぐ通詞島」

五和町二江地区に浮かぶ周囲4キロの通詞島。男性の素潜り漁や一本釣りが盛んな漁業の島です。沖合いには、根付きの野生イルカ約300頭が棲息、通詞島を中心に五和の沖を回遊しています。ここは、漁業の営みとともに守られ、古くから漁師とイルカが海の恩恵を分け合い共存してきた貴重な場所です。イルカは1年中観察ができるため、漁船によるイルカウォッチングが行なわれています。このイルカウォッチングをとおして、海の豊かさや環境を守ることの大切さを多くの人に感じてもらい、イルカの泳ぐ光景が島の豊かさのシンボルとしていつまでも続くことを願っています。

 

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  国土交通省 島の宝100景オフィシャルサイト